編集より紹介(1)-収束と発散-

どうも、白昼社編集人です。
10月になりました。
このポエトリィ企画も11月発行予定のアンソロジィ詩集「Ps & Qs」へと加速しています。アンソロ詩誌としての収束、そして読み手側の手に取って戴き広がる言葉たちの発散を期待して、あと1ヶ月、入念に作業を進めようと思っています。それと並行して、このブログにてどんな詩集になるのか? ところどころピックアップしてゆこうと思います。
今回は巻頭に掲載されるクロラ氏の紹介。

◇第1章「眼で見る」に寄せる十連作
      ……クロラ(小倉拓也)
 このアンソロジィの最初に掲載するのは、詩学新人賞受賞詩人、クロラ(小倉拓也)氏の十連作。
 所謂スポークン・ワーズではなく視覚的悦楽を感じる詩を書いて欲しいという編集人の要請にきっちり応じてくれました。「現代詩って近寄り難い」と決して思わせない、と同時に、現代に生きる二十代半ばの詩人との確かな出会いを約束する十連作です。クロラという詩人を既知の読者にも初めて知った読者にも、新たな、そして豊かな情感をお届け出来ると思います。

 この章の挿画(写真)の提供は、こみちみつこ(通称「みち」)氏。動静を具有した彼女の眼でしか写せないと云い切れる見事な写真群です。



20070324201816


ちなみにこのアンソロは「ピースエンドキュース」と読みます。ご参考に……。