2009-05-15から1日間の記事一覧

詩「春鬼 (2)」

春鬼 (2) * 女は覚悟が良くて/私などより見事に散らかる。/心も足も曝して見せる。/彼女を散らかしたのは/私であった。/その私が目を逸らし/女が真直ぐ/見詰めるものがある。*1 春がきた。 重たい赤ん坊を 背負 ( しょ ) うように 白い薄手のシャ…