噤む朱 (「白い花」/作 セシルへの交換詩です) その朱は苦かった その朱いつぼみは苦かった 食べ物じゃないから にがいと云いながら食むわたしに あの子は云った 例年通り 花の季節の次には光の宴の皐月 そして雨期が訪れ大地は湿り 私は時を遡る 記憶の波…
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